障害者手帳の種類と等級について

障害者手帳には、大きく分けて3つの種類があります。

それぞれの手帳には目的や対象となる障害が異なり、また手帳ごとに「等級」と呼ばれる障害の重さに応じた区分も設けられています。

ここでは、3種類の障害者手帳とそれぞれの等級制度について、わかりやすく解説します。

身体障害者手帳

身体の機能に障害がある人を対象とした手帳です。視覚・聴覚・肢体・内部障害(心臓、呼吸器、腎臓など)などが含まれます。

等級

等級は1級から6級まであり、1級が最も重い障害です。障害の種類や部位によって等級の基準は異なります。

療育手帳(愛の手帳)

知的障害がある人を対象とする手帳です。呼び名は地域により異なり、「愛の手帳」などとも呼ばれます。

等級

等級はA(重度)とB(中・軽度)に分けられます。一部の自治体ではA1、A2、B1、B2のようにさらに細かく分類されます。

精神障害者保健福祉手帳

精神障害(統合失調症、うつ病、発達障害など)のある人を対象とする手帳です。

等級

1級〜3級まであり、1級が最も重度とされます。診断書や病歴、生活の状況などをもとに等級が決定されます。

まとめ

障害者手帳には、「身体障害者手帳」「療育手帳」「精神障害者保健福祉手帳」の3種類があり、それぞれの障害の種類に応じて交付されます。また、等級制度により支援の内容が変わるため、自身の状態に合った申請が大切です。どの手帳も、福祉サービスや税制優遇、交通機関の割引など、多くの支援を受けるための大切な証明書になります。

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